2023年6月〜ラジオ開始
乳がん

【2023年】乳がんの入院中に買って良かったモノ10選

pinkcancer

初めての長期入院!乳がんの術後って何が必要なの?

私は20代まで大きな病気をしたことがなく、入院の経験は長女出産の5日間が初めてでした。

産後とは全く異なる環境の療養生活への不安。

事前に何を用意しておくべきなの?術後に困ることってどんなこと?

周囲に乳がんを経験している先輩サバイバーの存在もおらず知らないことだらけでした。

例えば出産前は赤ちゃん本舗や西松屋がプレママへガイドブックをくれたり、

最近ではYouTubeやTikTokで商品のおすすめ動画が並び、

Googleで調べたら入院準備リストや陣痛バックのブログが溢れていますよね。

しかし乳がんはどうでしょうか?今調べると準備すべきアイテムの情報を掲載している病院もありますが、4〜5年前そこまで正確な情報は多く展開されていませんでした。

そのため術後の自分が全くイメージできなかったので、看護師に質問攻め…

今回は、2019年1月に右胸全摘出と同時再建手術をした私が買って良かったものをまとめてみました。実際に私が使用した商品の最新版をご紹介します。

乳がん全摘出・再建手術後に活躍したアイテム

①カッティングチューブ

看護師さんに一番最初に買うよう言われたゴリ押し商品!手術後、起き上がれるようになった際に自分の体型に合わせて看護師さんが切って着せてくださいました。再建直後はブラジャーを身につけられないので胸部の患部をカバーするための必需品になります。

②水のいらないシャンプー

手術後の状況は人それぞれですが、すぐお風呂に入れないのは乳がんサバイバーの共通点ではないでしょうか。私は同時再建も行ったので術後24時間は寝たきり、9日間は入浴禁止でした。髪の毛は看護師さんや家族に洗ってもらったりもしましたが、すぐに洗ってもらえないときは片手でかけられるスプレータイプでリセットしてました。

③泡状洗顔料

私の場合、術後は予想以上の激痛で右半身は全く動かすことができなかったので洗顔料を泡立てることすら不可能。右利きで右手を動かすことができなかったので、左手でぎこちなくとも洗える泡洗顔が助かりました。

④ボディシート

9日間お風呂に入れなかったので厚手のシート1枚で全身拭き取れ、大容量タイプを選択。ケースの開け閉めもワンタッチの方がリハビリ期間中も不自由なく利用できました。

⑤ペットボトル用ストローキャップ

術後24時間は水すら飲めず、また3日間は上体を起こすことも痛みが激しかったので水分補給はできる限り手早く済ませたい。薬を飲む際の水、お茶やジュースと種類を分けて飲めるように3種類持参しました。シリコンのストロー付きは繰り返し使えますが毎日洗わなければいけないのでストローを別で購入して取り替えれば問題ありません。

⑥前開きパジャマ

全身麻酔から覚めた後は24時間寝たきりでしたが看護師や医師が頻繁に傷口をチェックしますし、身体を動かせられるようになっても入院中の回診は続くため常に脱ぎ着がしやすいパジャマでなければいけません。乳がんに限らず入院時は基本的に前開きを推奨する病院がほとんどです。

⑦前開きハーフトップ

退院後はノンワイヤーのブラジャーを身につけるよう看護師に言われましたが、アンダーから締め付けられるような感覚をゼロにしたかった。できる限り繊細な傷口に刺激を与えない着け外しが簡単にできる術後用タイプがおすすめです。

⑧前開きインナー

退院後の療養生活は、傷口が汚れても問題ないように安価なインナーを揃えました。

前開きインナーやワイシャツを着て肌寒かったり外出する場合はジップ付きパーカーやカーディガンを羽織りました。

ちなみに当時はなかったのですが、ユニクロの専門ページを発見しました!

ファストブランドが乳がん患者向けに商品開発してくれるなんて、とても有難いです!!

⑨傷跡用カバーテープ

傷口の保護と肌にやさしい低刺激のテープのため病院でも利用されており傷跡とは一生付き合っていかなければならないので、治療中の今も使っています。色もブラウンの方が肌の色に馴染みやすく、傷跡を直接見られたくない時は手放せないアイテムです。

⑩医療用防水テープ

術後1〜2ヶ月は傷口を濡らしてはいけないので、お風呂に入る時は必須。ただし退院時に病院から処方されるため、すぐに自分で購入する必要はありません。私は退院して4〜5ヶ月後に旅行でプールや海に入る際に防水テープを貼れば問題ないと主治医に許可をもらって購入しました。

SNS検索は、ほどほどに。症状に合わせた対応を!

乳がん告知当初ネット検索で様々ながんサバイバーの記事を目にしたのですが、益々心が苦しくなり気持ちが滅入ってしまうこともよくありました。特にSNSは、Twitterだとライトに受け入れられる内容もあれば、インスタの写真で衝撃をうけることも…検索しすぎて自分の症状と全く違うケースの人の話まで真に受けてしまい、ネガティブになってしまう行動は避けてください

乳がんに限らず、がんの種類によって副作用や後遺症は異なりますので主治医や看護師に聞いた上で自分の症状に合わせた事前準備をしましょう

がんサバイバーならではの相談しにくい内容を共有したり情報交換できるコミュニティに参加してみることも新たな視点で経験者からアドバイスをもらえる機会になります。

私感ですが今回おすすめした買ってよかったもの10選、どなたかの参考になれば幸いです!!

ABOUT ME
真生
1987年生まれ。リーマンショック直後の氷河期時代となる2010年に人材系広告会社に新卒入社し13年勤務(現在は第二子の育休中)、第一子の産育休→復職後の2019年1月に乳がんの告知を受ける(当時31歳)。35歳となり、女性のキャリア形成、出産、育児、そして病気のことについてのブログをスタート。 趣味はお酒(沖縄県知事認定の泡盛マイスター取得済)、旅行。
記事URLをコピーしました